2011.9.18 SL生駒シリーズ第5戦
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9月18日(日)、スポーツランド生駒では、前戦から2ヶ月ぶりに2011トヨタTDPチャレンジSL生駒ミーティング第5戦が開催された。今週末は台風15号の雨が心配されていたが、好天に恵まれ、早朝から太陽が照りつける、残暑厳しい一日となった。
今回のエントリー台数は48台、開催クラスはキッズ(GT-1、GT-4)、ジュニア(カデット)、シニア(YAMAHA SS、YAMAHA SSチャレンジ、スポーツカート)の6クラスとなる。シリーズも残すところあと2戦となり、シリーズチャンピオンの行方が気になるところ。最終戦は通常の1.5倍のポイントが付与されるため、まだまだ予断は許せないが、SL全国大会の参加権はこのレースの結果次第で決まる。クラスによっては今日のレースが正念場とも言えるだろう。前戦同様、暑さという過酷なコンディションの下、体力、気力のみならず、シリーズチャンピオンを目指しての駆け引きも必要な今日のレース、どんな結果が待っているか、楽しみなところである。久しぶりに登場の、ロージー田中によるレースアナウンスも今日のレースの見どころ(聞きどころ?)だ。
SK
タイムトライアル、ポールポジションを獲得したのは飛び入り参加の吉川。2番手タイムは尾笹が出し、予選はサードポジションからのスタートとなった2年連続シリーズチャンピオンの原、スタートでまず2番手に出ると、先頭吉川の背後に張り付き、チャンスを窺う。後続車も一団となっての激走が続くなか、最終周3コーナー、原はついに吉川の前に出てそのまま予選1位でチェッカーを受けた。
今日妻鹿が優勝するとシリーズチャンピオンは妻鹿のものに。ディフェンディングチャンピオンとして今日は負けられない原、しかしそんなプレッシャーをものともせず難なく決勝のスタートを決めると、その後は危なげなく淡々と周回を重ねて行く。2番手吉川を挟んで、3番手を走る妻鹿。吉川以下5台による2番手後争いは見ごたえがあったが、その間に先頭を走る原の独走を許すことに。結局、周回遅れをはさんで2番手以下を大きく引き離した原が貫禄の優勝を決め、シリーズチャンピオンの行方も最終戦に持ち越しとなった。
順位 | ドライバー | チーム名 | TTタイム | TT順位 | 予選順位 |
---|---|---|---|---|---|
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原 貞夫 | 35.600 | 3 | 1 | |
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吉川 智裕 | 35.484 | 1 | 2 | |
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妻鹿 淳一 | 35.667 | 4 | 3 | |
4位 | 立津 良 | 35.741 | 5 | 5 | |
5位 | 割石 祥文 | 35.957 | 7 | 9 | |
6位 | 尾笹 健 | 35.521 | 2 | 4 | |
7位 | 三浦 貴彦 | 36.051 | 8 | 7 | |
8位 | 小池 誠治 | 35.764 | 6 | 6 | |
9位 | 木村 悠太 | 36.566 | 11 | 11 | |
10位 | 後藤 英多郎 | 36.133 | 9 | 8 | |
11位 | 藤田 吉輝 | 37.290 | 13 | 12 | |
12位 |
小林 浩 |
37.230 | 12 | 13 | |
13位 | 横関 健吾 | 36.449 | 10 | 10 | |
14位 | 古川 剛史 | 37.537 | 14 | 14 |
GT-1
TTポールの庄田,予選、続く片木、中世古との車間を徐々に広げてそのままトップでゴールイン。決勝も片木と中世古の2番手争いがヒートアップする間に、どんどんマージンを広げてトップでチェッカーを受け、今シーズン初勝利を手に入れた。シリーズポイントを競う片木と中世古は、中世古がインをさして前に出ると、すかさず片木がクロスラインで抜き返すという烈しいバトル繰り返した。酷暑の15周、双方、集中力を維持して争ったが、結局順位は変わらず、2位片木、3位中世古の結果となった。
順位 | ドライバー | TTタイム | TT順位 | 予選順位 |
---|---|---|---|---|
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庄田 玲斗 | 38.767 | 1 | 1 |
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片木 翔太郎 | 39.233 | 2 | 2 |
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中世古 実愛 | 39.923 | 4 | 3 |
4位 | 岩田 直人 | 39.912 | 3 | 4 |
5位 | 向山 拓人 | 42.018 | 5 | 5 |
GT-4
予選ローリングスタートはきれいに決まったものの、直後に混乱があり角越はヘアピン手前でストップしてしまう。レースは先頭集団を形成する岸本、中村、杉本の3台と後続車グループに2分される形で進む。決勝、最後尾スタートの角越は1周目ですでに4番手までジャンプアップ、6周目には先行する杉本を抜き3番手に上がる。しかし9周目に抜き返され、惜しくも表彰台を逃した。先頭を走る岸本を追う2番手中村であったが、中盤から徐々に車間が広がり、今日は第1戦以来の岸本の完全優勝となった。
順位 | ドライバー | TTタイム | TT順位 | 予選順位 | |
---|---|---|---|---|---|
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岸本 尚将 | 34.651 | 1 | 1 | |
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中村 勇斗 | 35.018 | 2 | 2 | |
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杉本 嵩磨 | 35.310 | 4 | 3 | |
4位 | 角越 圭斗 | 35.117 | 3 | 7(DNF) | |
5位 | 大谷 玄真 | 36.500 | 5 | 4 | |
6位 | 加藤 海都 | 38.417 | 6 | 5 | |
7位 | 大西 天 | 38.749 | 7 | 6 |
SEJ
予選スタート、セカンドポジションの嶋田がアウト側から飛び込んでトップに躍り出たのも束の間、ポールポジション松崎は2周目1コーナーですかさずインをついて先頭を奪い返す。その後は順位の変動はなく、予選レースは淡々と進行。決勝、再びスタートで飛び出した嶋田、ホールショットは奪ったものの、2周目には松崎に抜き返されるという予選と同じような展開に。予選では松崎に徐々に離されていった嶋田であったが、決勝は根気強く松崎の背後に張り付く。しかしなんどか訪れたチャンスをものにすることはできず、2位となり、開幕戦以来の優勝記録を更新することはできなかった。
順位 | ドライバー | TTタイム | TT順位 | 予選順位 |
---|---|---|---|---|
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松崎 清悟 | 33.923 | 1 | 1 |
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嶋田 隼人 | 34.330 | 2 | 2 |
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奥野 詩菜 | 35.179 | 3 | 3 |
4位 | 大西 空 | 35.411 | 4 | 4 |
YAMAHAチャレンジ
予選、2番手でスタートした槻木が3周目にスピン、代わって棚橋が先頭松岡を追うが追いつけない。決勝も後続車が入れ替わりトップ松岡に迫ろうとするが、手が届きそうでなかなか届かない。終盤、棚橋が意地を見せ、松岡との車間をつめたものの、結局松岡のパーフェクトウィンを阻止することはできなかった。
順位 | ドライバー | TTタイム | TT順位 | 予選順位 |
---|---|---|---|---|
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松岡 勇希 | 32.798 | 1 | 1 |
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棚橋 慶輔 | 32.904 | 3 | 2 |
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槻木 伸一 | 32.810 | 2 | 4 |
4位 | 鉄東 敦史 | 33.310 | 5 | 5 |
5位 | 野々宮 巧人 | 32.934 | 4 | 3 |
6位 | 境 奉史 | 34.548 | 6 | 6 |
YMAHA SS
前戦の7台からほぼ倍の13台のエントリーを集めた第5戦。今日の結果次第でSL全国大会への出場権、サポートが決まるとあって、激戦が予想される。予選では2番手を走っていたタンコが残り1周でメカニカルトラブルによりリタイヤするという波乱があった。
決勝は2回の赤旗停止を経てようやく3度目にスタート。スタート直後から、乾を先頭に、井上、岸本、佐藤がトップ集団を形成、後続車との間隔が開くと、接戦ながら大きな波乱なくレースは進行。上位陣の順位も変わらず、乾がタイムトライアル、予選、決勝すべて1位の完全優勝を遂げた。この結果、第5戦を終わってのシリーズポイントは井上(53ポイント)、紀平(44)、野口(42)の順となった。
順位 | ドライバー | TTタイム | TT順位 | 予選順位 |
---|---|---|---|---|
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乾 裕貴 | 32.420 | 1 | 1 |
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井上 雄一 | 32.609 | 3 | 2 |
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岸本 慎介 | 32.929 | 8 | 3 |
4位 | 佐藤 章 | 32.790 | 5 | 4 |
5位 | 紀平 真之介 | 32.836 | 6 | 7 |
6位 | 横田 隆二郎 | 32.978 | 10 | 8 |
7位 | 野口 善久 | 32.723 | 4 | 12(DNF) |
8位 | タネヴ タンコ | 32.470 | 2 | 13(DNF)※ |
9位 | 佐々木 祐二 | 33.017 | 11 | 9 |
10位 | 藤本 祐孝 | 33.349 | 12 | 11 |
11位 | 駒田 隆介 | 33.393 | 13 | 10 |
12位 | 森 直樹 | 32.853 | 7 | 5 |
13位 | 熊谷 隆一 | 32.965 | 9 | 6(DNF) |
※車両不備による失格